東京大学の祝辞を読んで、私が思うこと。
みなさん、こんにちは。
連日、ニュースでは”東京大学の祝辞内容”が話題ですが皆さんはご存知ですか?
他大学との合コン(合同コンパ)で東大の男子学生はもてます。東大の女子学生からはこんな話を聞きました。「キミ、どこの大学?」と訊かれたら、「東京、の、大学...」と答えるのだそうです。なぜかといえば「東大」といえば、退かれるから、だそうです。なぜ男子学生は東大生であることに誇りが持てるのに、女子学生は答えに躊躇するのでしょうか。なぜなら、男性の価値と成績のよさは一致しているのに、女性の価値と成績のよさとのあいだには、ねじれがあるからです。女子は子どものときから「かわいい」ことを期待されます。ところで「かわいい」とはどんな価値でしょうか?愛される、選ばれる、守ってもらえる価値には、相手を絶対におびやかさないという保証が含まれています。だから女子は、自分が成績がいいことや、東大生であることを隠そうとするのです。
(東京大学HPより引用)
私は特にこの部分が印象的でした。
それは少し意味が違うけれど私も同じようなことをしていたからです。
私は某・八王子にある大学に通っている人間です。ここでは、どんな方が読まれているかわからないのでプライバシー保護のためにこういう表現をしていますが、実際私は受験生の頃に志望大学を聞かれたら「八王子の大学!」と答えていました。
理由は簡単です。
私の通う大学に対して様々な意見を持つ人が身近に多くいたからです。
学名を聞くだけで怪訝そうな表情を浮かべる方、大学名を聞くとすぐに馬鹿にする方もいました。
それは昔からの風潮で、しかたのないことなのかもしれません。でもそうやって諦めるのもどうも府に落ちません。
何十年も前は大学名を聞くや否や面接を強制終了させられたり、罵声を浴びせられたりしたことがあったようです。(今はほとんどないようですが)
多くの大学にはその大学の理念や教訓を学ぶ”大学科目”というものがあります。
もちろん私が通う大学にもあります。なにも変わったことではないと思います。
それなのに、大学科目の内容を言うと”宗教感が”という声が一定数聞こえます。でもそれは創設した人物や創設した意図を学ぶ至って普通の学びだと思います。
一応言っておきますが、全然怪しい大学でもないですし、性格が悪い人間、育ちが悪い人間の集まりなわけでもない普通の大学です。普通というより最近ではグローバルな学習環境やSDGsに対する活動が認められ、世界ランキングにも名を載せる程のレベルになりました。(だから私はここの大学を志望しました)
私は自信をもってこの大学に来て良かったと思います。大学には様々な人種の学生がいますが、皆が「平和」について真剣に考えています。そこには、日韓、日中、日米、間のいざこざもありません。皆が仲間意識をもってLGBTやSDGsについて校内中で話し合ってます。入学するまで私はこんな素晴らしい環境だとは知りませんでした。
「なら、アンチの声なんて相手にすんなよ」
という言葉が浴びせられそうなので、言いますね。
私が今回このような文を書いたのは先生方に訴えたいことがあったからです。
私は日本全国で働く先生方に言いたい。
自分の主観で、生徒が生きたがってる進路を否定するのはやめてあげて下さい。
はっきりと「そんな大学はやめろ!」なんて言わなくたって「あぁ…」「う、うん…」と苦笑いして顔をひきつらせるのもどうかと思います。
自分が四年間過ごした大学を批評するならまだしも、ネットや世間体で判断するのはおかしいと思います。
その生徒にとって駄目な大学だと思うのなら、悪いと思う点を列挙して形として示して欲しい。なんとなく否定することで面談の雰囲気を壊したり、沈黙になる方がよっぽど傷つくと思います。
私は現役の時、それでかなり迷いました。尊敬している先生に応援されない中で勉強することは過酷です。浪人してでも国公立にした方が良いのか、やはり先生が言っていた通り駄目な大学なのか、。
次第に私は自信を持って志望校の名前を言えなくなりました。
先生という存在は受験生にとっては光のような存在です。だからこそ、受験生に大きな影響を与えます。
どうかそのことを忘れないで下さい。
私はこの四年間でもっと私が通う大学の良さを広げていきたい。
もっと教育という面で見てもらいたい。
まだまだ日本には
教育面での優れた大学と、世間から見る優れた大学にだってねじれがあるように思います。
偏差値でははかりきれない力がある大学が存在することを多くのひとに知ってもらいたいです。
では。